Japanische Klassiker mit Furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Lesen Sie 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 214.332 Zeichen · 426 Bildschirme
私が気から引出したのか、お累も見たと云い殊に此の家は累が淵で手に掛けたお久の縁合、其の家へ養子に来ると云うは、如何なる深き因縁の、今まで数々罪を作った此の新吉、是からは改心して、此家を出れば外に身寄便も無い身の上、お累が彼様な怪我をすると云うのも皆私故、これは女房お累を可愛がり、三藏親子に孝行を尽したならば、是までの罪も消えるであろうと云うので、新吉は薩張と改心致しました。それからは誠に親切に致すから、三藏も、
三「新吉は感心な男だ、年のいかんに似合わぬ、何にしろ夫婦中さえ宜ければ何より安心、殊に片輪のお累を能く目を掛けて愛してくれる」
と、家内は睦しく、翌年になりますと、八月が産月と云うのでございますから、先高い処へ手を上げてはいかぬ、井戸端へ出てはならぬとか、食物を大事に為なければならんと、初子だから母も心配致しまする。と江戸から早飛脚で、下谷大門町の伯父勘藏が九死一生で是非新吉に逢いたいと云うのでございますが、只今の郵便の様には早く参りませんから、新吉も心配して、兄三藏と相談致しますと、たった一人の伯父さん、年が年だから死水を取るが宜いと、三藏は気の付く