Japanische Klassiker mit Furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Lesen Sie 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 214.332 Zeichen · 426 Bildschirme
八十
花「路銀だって、あんた、私はお前さん角力取で金も何もありはしないが、困りますよ、そんなことして金持と見たは眼違いで、金も何もない、角力取だよ」
武「金がなければ気の毒だが帯して居る胴金から煙草入から身ぐるみ脱いで行って貰い度い」
花「そんなこといって困りますよ、身幅の広いこんな着物を持って行ったって役に立ちはしません、煙草入だって、こんな大きな物持って行ったって提げられやあせん、売ったって銭にもならぬに困りますよ、然う胴突いては困るよ/\」
といいながら段々花車は後へ下ると、後の見上げる様な庚申塚の処へこう寄り掛りました。前の奴は二人で、一人は右の腕を押え、一人は胸倉を取って押える、後の奴はせつない、庚申塚と関取の間にはさまれ、
「もっと前に」
といっても同類の名をいうことが出来ない。此の三人は安田一角の廻し者、花車を素っぱだかにしてなぶり殺しに致すようにすれば、是れだけの手当を遣るということに疾うより頼まれて居る処、出会って丁度幸い、いゝ正月をしようという強慾非道の武士三人、漸と捕まいたが、花車は怜悧ものだから、此奴らは悪くしたら