Japanische Klassiker mit Furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Lesen Sie 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 214.332 Zeichen · 426 Bildschirme
作「だッて、知んねえだから気イ附かずに云ったのさ、併し何うも一角先生に似て居ると思ったよ」
安「これ名を云うなよ」
作「成程善々視れば先生だ、何でも隠し事は出来ねえねえ、笠ア冠っているから知れなかったが安田先生だった」
安「これ/\困るな、名を云うなと云うに」
作「つい惘然いうだが、もう云わねえ様にしやしょう、実に思え掛けねえ、貴方今何処にいるだ」
安「少し仔細あって此の近辺に身を隠しているが、汝何うして彼方を出て来た」
作「仕様がねえだ、己アこんなむかっ腹を立てる気象だが、詰らねえ事で人に難癖え附けられたから、此所ばかり日は照らねえと思って出て来たのさ」
安「汝は慥か森藏の宅に厄介になっていたじゃアねえか」
作「はい、森藏といっちゃア彼処では少しは賭博打の仲間じゃア好い親分だが、何てってももう年い取ってしまって、親分は耄碌していやすから、若え奴等もいけえこといやすから、私も厄介になってると、金松と云う奴がいて、其奴か毀れた碌でもねえ行李を持っていて、自分の物は犢鼻褌でも古手拭でも皆其ん中え置くだ、或時己が其の行李を棚から下してね、明けて見ると、財布が這入ってゝ金が一分二朱と六百あったから出して使ってしまうと、其奴がいうには、此の行李の中へ入れて置いた