Japanische Klassiker mit Furigana
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 160.757 Zeichen · 321 Bildschirme
第四十五 食餌箋
器中の下部にある黒き横線は忽ち隠れて見えざるべし。それへ少しずつ水を加えて振盪し、乳汁の薄くなりて黒線の一、二と数え得るに至らばその乳汁の達したる盛目を見よ。三の処まで達して黒線が読み得るならばその牛乳は百分中の三だけ脂肪量を含むなり。四まで達せし時黒線が見ゆるに至らば四プロセントなり。即ち牛乳の濃きほど多くの水を要して高く昇る訳なり。百分の三以上を飲用に適したる者とす。それ以下は粗悪乳なり。悪き牛乳を五合飲まんより良き牛乳を三合飲むが優れり。日本種の牛乳は脂肪量百分の五以上あり。牛乳にて小児を養う者は必ず先ず牛乳を検査せざるべからず。市中には往々百分の二以下の粗悪乳を売るものあり。
第四十五 食餌箋
大原は中川の話しの耳新しきに感歎し「中川君、僕も今日の場合に食餌療法を実行したいと思うがモー一層委しく話してくれ給え」中川「僕も医者でないから委しい事は知らんが西洋の医者の食餌箋を一つ二つ手帳へ記してある。マア出して見よう」と懐中より手帳を取出して仔細に検め「ウイグル氏の胃アトニー症食餌箋というものがある。普通の人は三度の食事だけれども胃病の人は少しずつ幾度にも食べるといいから五度の食事にしてある。