Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

くいどうらく

食道楽

村井 弦斎

Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 160.757 Zeichen · 321 Bildschirme

Aozora Bunko

すっかり火になった処で四方より藁灰をかけてよく生け込んでおく。それから鍋をスポリと箝めるが一旦火になった炭だから決して消えない。中の火気は上の小孔より上昇する外少しも散らないで鍋を四方より温める。灰をかけた火でも鍋の中はグラグラとよく煮立つ。こうしておくと晩までその火があるね。十時間や十二時間は確に持つね。決して決して二度炭をつぐ必要がない。それでスープは独りで出来る、人の監督も何も要らん。ただこの火鉢を製造する時小孔の明け方がむずかしい。大きく明けるほど火が消えない代りに火気を失わねばならん。あんまり小さくって数が少いと中の火が消えてしまう。その工合一つで火気を経済的に使えるのだ。これはスープ鍋だが何を煮る時にも使う。火は朝一度起したきりで幾度の料理でも出来る。これだけの火気を焜炉や七厘で使用したら一時間ごとに炭をつがねばならん。少くとも五、六倍の炭が要るね、西洋風のストーブは火気を経済に使えるけれども日本家屋の台所には不適当だし、在来の竈や七厘は非常に不経済だし、早くこの事を改良したいものだ。全国の戸数を九百万として一戸が一年に十円の炭を使うとしても一年に九千万円だ。