Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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くいどうらく

食道楽

村井 弦斎

Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 160.757 Zeichen · 321 Bildschirme

Aozora Bunko

小山「アハハ大変な考方だ。時に大原君悦び給え。万事好都合で、好い時には好い事のあるものさ。君も知っているだろう、中川君の家の一軒置いた先に門構の小綺麗な家がある。あの家が今朝引越しさ。中川君がそれを見て家主に聞いたところが今日明くのでまだ後の借人は極まらない。しかし割安の家だから直ぐに借人が出来るだろうといった。中川君は君のために適当な家を捜している所だし、あの家ならば殆ど注文通りだから君の承諾不承諾はともかくも外の人に借りられない内にと手附金を五十銭渡して君のために借りる事を約束しておいた。僕も今家の中を見たけれども普請が新しくって間取が好くって実に申分がない。君だって不満足の気支はなかろうが今直ぐ僕と一所に行って家の事を極めて来給えな」大原「ウムありがとう。ありがたい事は実にありがたくって僕も昨日から君らの恩に感泣しているがね、少々ここに困った事があるテ」小山「それは知っているよ多分金の事だろう。新に家を持つとなかなか金はかかるけれども少し位な事は僕の方で立替えてよし、それに中川君がお登和さんのために勝手道具や何かを買って遣るつもりだから君は入婿同様大手を振って引越しが出来る。