Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 160.757 Zeichen · 321 Bildschirme
大原「ウム、それも書くがね、その代り道理上からいえば父母の承諾なしに子が肆に嫁を定る事も出来ん。従妹の方を断ったために両親がもしお登和さんの事を不承知だったら僕は到底婚礼が出来ん」小山「それは感情から来るのだ。感情は多く道理と背馳する。君がお登和さんと結婚すべき正当の道理があれば御両親もそれを拒絶さるべき訳はない。拒絶されれば間違った感情から来るのでそれは充分弁明しなければならん」大原「それがね他人の事だと弁明も出来るし勧告も出来るけれども自分の事を親に向って道理だの理屈だのと言出しにくいからね。殊に僕は親だの伯父だのに向って反抗の言葉を吐く事が出来ない性分で、たとえ自分の方に正当の理由があると思っても向うは長老の言う事であるし、自分よりも経験に富んでいるだろうし、自分の強情を張ると後に悔ゆる事があるだろうと思っても何でも長老の意見に服従する方が多い。だから僕の口より道理を争う事は実にむずかしいよ。誰か親類の人に僕の方の賛成者があって両親に説いてくれるといいけれどもそんな人もなしね」小山「僕が君の御両親を知っているとあくまでも説付ける。けれども知らんから困る。