Japanische Klassiker mit Furigana
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 160.757 Zeichen · 321 Bildschirme
日本一のお嫁さんだといってどんなに嬉しがるかしれません。僕は実に幸福者です。世界中に類の寡い幸福者です。アアありがたい」とあまり露骨に語り出されてお登和嬢急に顔を紅くし半分は聴かぬ振してサッサと我家へ帰り去りぬ。去られても今は惜しくなし。大原は留守番を婆やに頼みて家を出で料理方の加勢を乞わんと親友なる小山の家に到れり。小山夫妻は今しもちょうど大原の噂をなしいたる所なり「大原君、今日はね、日曜日だから僕とワイフと二人で朝から料理の研究を始めたところだ。美味い物を沢山拵えて君の家へ持って行こうと思っていた。君もお登和さんと婚礼してしまえば美味い物が食べ方題だけれども今の処ではさぞ不自由だろうと思てワイフが一生懸命に御馳走を拵えるつもりだ。時に大原君、郷里の方はどうなったね、君の方からモー手紙を出したかね」大原「ウム、その事について君の奥さんに御加勢を願うつもりで遣て来た。僕の手紙が昨日郷里の方へ着いた訳だが僕の両親は手紙を見ると大悦びで直ぐ出発て来たと見えて今晩此方へ着くという電報が来た」小山「そうかねそれは大層急だ。御両親お揃いで御出京かね」大原「そうだろうと思う。