Japanische Klassiker mit Furigana
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 220.145 Zeichen · 440 Bildschirme
そうだ、いつの間にか、お前を軽蔑しちゃってる
軽蔑しちゃったものを憎むことができるものじゃない
すると私は、お前をこのままに見のがして置けるのか?
いいや、ダメだ、今となっては、徹男さんと兄とが
私がよすのを許してはくれない。
兄と徹男さんの二人は毎夜のように私の枕もとに現われて、私を眠らさない。
よし、虫ケラは臭い匂いを出しすぎる
なんでもいいから、よいかげんに、ひねりつぶせ!
それで、待った
もはや何も考えないで私は待った
その時は直ぐに来た
お前はこの前、女のところでの不首尾を取り返そうと思い
それと言うのも持って行った金がすくなかったためだと考えて
あの時の二倍の金を持って女の所へ行った
いよいよ今夜だ。
今夜の帰り途で決着をつける。
私はもう一度短剣のサヤを払って
澄み切った刃の鏡で自分の顔に最後に別れを告げてから築地へ急ぐ
梅雨どきのアパートの天井裏にナマぐさくカビが匂う
いよいよ今夜が最後だと思うと
そこにしゃがんでいながら、どういうわけか私は物悲しいような気持でいた
この前の事があったためか、お前はほかの男が又来はしないかと、最初のうちはビクビクと
一度なぐられた犬が飼主に近づくように、女のきげんをうかがっていたが