Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 220.145 Zeichen · 440 Bildschirme
第10回
そいで、フラフラとこちらにやって来たの。かんにんしてね。
金吾 いいんでやす。いいんでやす。そんなに口きいちゃ疲れるから――
春子 いえ、もういいのよ。……山も川もこの道も昔のまま――ね。……お父さまと、一番最初、馬車で行って、二度目も三度目も、それから……そこを又、あなたに引かれて、こんなリヤカアに乗って通る。金吾さん……私って、しようの無い、えてかってな女ね。
金吾 そんな、春子さま、そんなこと――
春子 ……罰が当ったのよ。罰が当った。――
この時、遠くから風にのって流れて来る秋祭りのハヤシの笛と太鼓の浮き立つような音。
春子 あら、なにかしら――?
金吾 この奥の村でそろそろ祭りだから、ハヤシの稽古だ。(歩みつづける)
春子 ……ああ!(と魂の底から出てくるような嘆声)いい音! ……(ハヤシが高調にかかる)……お父さん! (しみじみと泣き出している)お父さん! 春子を許して、お父さん!
リヤカアのきしり。金吾の足音、祭りばやし。
第10回
春子
金吾
敏子(幼女)
横田
石川
敦子
E 静まりかへった高原の夜の、山小屋の暖炉にパチパチと薪木がもえる音。ボウ、ボウとふくろうの声。