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Japanische Klassiker mit Furigana

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しげき「すいせんともくぎょ」

三好十郎の仕事 別巻

三好 十郎

Lesen Sie 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 220.145 Zeichen · 440 Bildschirme

Aozora Bunko

春子 私も泳ぎたくなった。泳いじゃいけないお父様?

勝介 そら、いかん! この辺の子は馴れているからよかろうが、春があの水につかったら、いっぺんにふるえあがる。冷たいのだ、ここらの水は。

春子 くやしいわあ!

壮六 さ、来やした。この上ですから――(馭者に大声で)小父さんよ、ちょっくら停めてくんない。

馭者 ああ?、停めるか? よしよし、どう、どう!(と、馬に)こうら!(馬と馬車が停る)

壮六 (馭者台から飛びおりて)直ぐでやすから、ちょっくらお待ちなして。……(小走りに崖道の方へ)

春子 どうしたのお父様?

勝介 いや、ここから奥を案内してくれると言う人が、この上で働らいているんで、呼びに行った。

春子 そう?……(又、川の方へ目をやって)

同じ千曲川と言っても、いろいろになるのね。さっきまで、あんなにゴツゴツして、流れが急だったのにこの辺は、こんなにユックリ流れてる。水かさだってずっと多いわ。いいなあ!

勝介 うむ、きれいだね。

壮六 (既に離れた、上の方で)おーい、金吾う? 金吾よーい!(それが方々にこだまする)

春子 (気持よさそうに、はじめ低音で、ひとりでに思わず知らず出て来た歌――女学校唱歌「花」