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Japanische Klassiker mit Furigana

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しげき「すいせんともくぎょ」

三好十郎の仕事 別巻

三好 十郎

Lesen Sie 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 220.145 Zeichen · 440 Bildschirme

Aozora Bunko

(キチンとていねいなお辞儀をしてから頭を上げて)――どうぞ――

春子 (川の方向を向いて歌っていたのが、この時フッと歌をやめて、こちらを向きながら)ねえ、お父様、あすこの――

勝介 うん?

金吾 私は柳沢、金――(と言ったトタンに春子の顔を正面に見て、ギクッとしてキンと言ったきり絶句して、あと黙りこんでしまう)

壮六 (馬車にのりながら)さあ、お前も乗りなよ金吾。どうしただい?

勝介 さあさ、こっちがいいだろう。(春子に)なんだな春?

春子 ううん、あの――(と、これはビックリして金吾を見守っている)

壮六 (馭者に大声で)小父さんよ、馬車あ出してくんな!

馭者 (耳が遠い)あん? 出すのか? よしよし、(パチリとムチを鳴らして)こうらよ!

壮六 さ金吾、乗るだよ!

金吾 うん(口の中で言って、ギシギシと馬車に乗り込む。同時にパカパカと馬が歩き出し、ギイコトンと馬車が動き出す)

勝介 すまなかったねえ、お仕事中に引っぱり出して、開墾やっとるそうだな?

金吾 は……(と、これも口の中で)

勝介 骨が折れよう、ここらの山では、えらい砂が混っとる筈だ。

金吾 は……(同様、話のつぎほが無い)