Japanische Klassiker mit Furigana
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 220.145 Zeichen · 440 Bildschirme
敦子 (これも、それに従いながら)そんなに急いでは転ぶわ春子さん!
春子 まあ、可愛いカマだこと。これで炭が焼けるのね。
敦子 へえ、これがそう? 賢一さんと金吾さん、どこかしら?
春子 香川さあーん! 金吾さあーん! どこい行ったのかしら?
敦子 ああ下の川へ石を取りに行ったんじゃないかしら? 内側を石でたたむんだって言ったから。きっと、そうよ。
春子 じゃ、いっときここで待っていましょうか。やれ、うんとしょ。(草の上に座る)敦さんも、ここにお坐んなさい。
敦子 ……いやだ。
春子 あら、なあぜ?
敦子 いやだからいや!
春子 だから、なぜなの?
敦子 春さんみたいなダラシのない人のそばに坐るものか。
春子 なんだ、さっきの議論のつづき? ゆうべもその話だったし、二三日前も半日近くお説教だったのよ。ホントにかんにんして、もう、だって私はウソをついてるんじゃないのよ。
敦子 そう、春子さんは正直に言ってる。だから私は腹が立つの。
春子 敦さんのそう言う意味は、私わかるの。頭ではね。しかし、私には正直のところこうしか思えないのだから、仕方ないじゃありませんか。人間は一人々々、顔や姿がちがうように考えもちがうんじゃないかしら?