Japanische Klassiker mit Furigana
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 220.145 Zeichen · 440 Bildschirme
酒でも飲まさねえとこいつ今に気が狂うと思ったもんで、ひっぺがすようにして、こうして海尻くんだりまで連れて来たわな。
お豊 エハガキをねえ? だって、その春子さんと言う方あ、向うでお婿さんと御一緒でしょうが? それがヌケヌケと金吾さんにヱハガキを送るとは――いえ、御当人は御存知ないのだから仕方は無いけどさ――でも、いかになんでもムゴイわねえ!
壮六 だらず、お豊さん? 俺の言うのも、それだわな! そりゃ、知らない事だと言ってもだ、こんだけの金吾の思いが、ツンともカンともまるっきし通じねえと言うのは、あんまりムゴイぜ。いくら身分ちがいとは言っても、こっちは若い男で、向うは女だらず? え? おなごの心なんて、そったら冷てえもんかよ、豊ちゃんの前だが?
お豊 だけんど、どうしてまた、あんだけしっかりした人が、選りによってそんなお嬢さんなどに思い附いたもんだろうねえ? ほかに良い女が居ないわけじゃ無いだろうに――、
壮六 だからよ、ひとつなんとかしてくれよ、頼まあお豊ちゃん! お前はこうやってツトメこそしているが、内のおかつの学校友だちで、気心はチャンと知れてら。