Japanische Klassiker mit Furigana
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 220.145 Zeichen · 440 Bildschirme
だしてね、お豊さんと喜助も喜んでね、それで男の子の一人を養子にやるという話になって、それが今の、あの金太郎君でやすよ。すると喜助がね、俺の息子が金吾の家の後とりになるだから、その引出物に金吾の家があんまりひでえから、ちゃんとした家に建て直してやるべえと言い出しましてね。どんどん事を運んで立派な家を建てちまった。その家が建て上って、炉びらきの日に、俺と喜助夫婦とそれから金太郎と金吾、そこへ喜助ん家の子たちが他に二人ばかりよばれて行ってね、ちょうど天気もいいし、刈り上げたばっかりの角の田圃のド真ン中に莚を敷いてね。そこにみんなすわりこんで御馳走を食ったり、酒をくみかわして、きれいに出来上った家を眺めようつうだ。よく晴れ上った秋の日の昼さがりで、こういう時の酒はうめえもんでね、すぐに酔いが発しやすよ、はは。
壮六 (その話の中の、つまり四十四、五の壮六になって、酔って明るく笑う)はっははは、はっははは。何しろ、いい気持だ。おい頭梁、喜助頭梁、お祝に一つ手をしめべえ。お前ひとつ音頭をとってくれ。
喜助 (これも酔っている)ようし! そんじゃ、やるかな。ホントから言やあ、金太が音頭をとるんだがな、なあ金太。