Japanische Klassiker mit Furigana
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 220.145 Zeichen · 440 Bildschirme
それに、そこに敏子の身柄についても困ったことが出来ましてと書いてある。その事だがな、何でも敏子さまを芸者にするとか、お妾にするとかって横田って男がいろんなことを言うらしい。
壮六 ……うん、これだけの手紙じゃ、俺にあくわしいことはわからねえが、とにかく困っていなさるようだな、うん。
金吾 壮六、俺あこれからすぐ東京へ行ってみべえ。
壮六 えっ、そりゃしかし、お前が行ったとて、どうで問題は金のことだらず。
金吾 いや、金はちったああるしな。とにかく、すぐにちょっくら行ってくら。
壮六 だけんどなあ金吾、こんなこと言うなあなんだけんど、春子さんという人は、おめえにとっちゃ今となっては、まるで、魔物がとっ付いてるようなもんだぞ。もういい加減に夢さまして、棄てておきゃいいんだ。
お豊 (金太郎をかかえて近よってくる。その足音)どうしやした、金吾さんも壮六さんも? 春子さまから、また何か言って来たかね。
壮六 ……うむ、なんでもお嬢さんの敏子さまが叩き売られるとか何とかでな、そいで金吾が、これからすぐ東京へ行って来るつうけんどな、いかに何でも春子さまつう人も、虫がよすぎら。