Japanische Klassiker mit Furigana
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 220.145 Zeichen · 440 Bildschirme
……見ろま、棟梁すっかり酔いつぶれて寝こけてら。腹あ立ってるもんで酒がよく廻るだ。
金吾 喜助さんと言い――(大鉄びんから茶をつぎながら)お前と言い、俺の事じゃいつも心配かけてすまねえなあ。
壮六 なあに心配はいいが、どうだ、ここらで何とか話をまとめねえと、どうにもおいねえがなあ。お前も言うだけの事は言っただから、どうだ、黒田の別荘だけは手をつけねえという事にして、あとは勝手に開墾させるという――言って見れば妥協だが、今の御時世なんつもんは、一切合切軍部軍部で、ここらの実行組合の世話役なんず、言って見れば軍部だかんな、長い物にゃ巻かれろだ。
金吾 うむ。だけんど、そうするとしても別荘にゃ、ふだんは誰も住んでねえしな、ああしておくのは食糧増産の国策に反すると言ってるだから、あすこを残して開墾してくれと言っても組合でウンとは言うめえ。
壮六 そりゃ話のつけようだ。俺がちゃんと話をつけて見べえ。
金吾 俺あ駄目だと思う。そんで万一あすこが取りつぶされちゃったら、今後又春子さまがこちらに見えた時、どこに置いときゃええだ?
壮六 そうなったら問題ねえ、このお前んちに置きゃええよ。