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Japanische Klassiker mit Furigana

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しげき「すいせんともくぎょ」

三好十郎の仕事 別巻

三好 十郎

Lesen Sie 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 220.145 Zeichen · 440 Bildschirme

Aozora Bunko

投じたいと思っていたようです。

研究会に出席していても隅の方に坐って

山田先生や、ほかの人の烈しい言葉を

黙々として聞いているだけで

ふだんもそれらしい事は何一つ言いません。

いわないけれど、私にはわかりました

なぜわかったのだろう?

そうなんです!

ただ私にはそれがわかっただけで

なぜ、わかったのか、気が附かなかった。

また、どうして気附くことが出来たでしょう?

いっしょの家に住んだのは半年ばかりの間で

半年後には山田家を出て

新劇団の女優になって働いていた

その半年の間も、家事の手伝いやお子さんの世話と勉強で私は忙しい

徹男さんも学校があり、それに兄さんの紹介で親しくなった青年将校や

革新団体の若い人々との集会などにも出ていたようで、暇はない

私とあの人が顔を合わすのは毎週二回の研究会の席上か

偶然に廊下ですれちがう時ぐらいです

話といえば堅苦しい思想の事や社会の事や時世のこと

ただの雑談を交したことは数えるほどしかありません

それよりも、この私の若さです

若さは強く一方の方へばかり傾けば傾いて行くほど

蕾は固くきびしく引きしまり、

外に開くのを忘れたようになっていた

いえいえ、外に開きたい無意識の本能が強ければ強いほど