Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ちきゅうとうなん

地球盗難

海野 十三

Lesen Sie 地球盗難 (ちきゅうとうなん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 84.072 Zeichen · 168 Bildschirme

Aozora Bunko

底には硝子が貼ってあった。

「これは何だろう……」

佐々はその桝の底を覗いてみた。

大体その硝子底は暗かった。しかし一つの硝子底には、丸い月のようなものが青白い光を放って映っていた。また一つにはボンヤリ明るい光団があって、その中に黒い砲弾のような形のものがクッキリと輪廓を現しており、その向うには、ときどき閃光のようなものがパッパッと出ていた。

「これは何が見えているのだろう?」

佐々砲弾の眼は、この物珍らしい映像にしばらくは釘づけにされていた。

「……うん、これはことによると、このロケットの外の風景かもしれないぞ」

そう思った彼は、もう一度念入りに、その六つの枠のまわりを調べてみた。すると果して、一つ一つの桝には小さな札が貼りつけてあった。「頭」「尾」「前」「後」「左」「右」という六つの文字が見える。

そこで改めて、月のような形が見える、桝の名札をしらべてみると「左」とある。それからボンヤリ明るい光団と黒い砲弾のようなものが見える桝の方をしらべてみると、これには「尾」という名札が貼りつけてあった。

するとこれは分る……。

「ああ、この六つの桝は、テレビジョンの受影幕なんだ。