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Japanische Klassiker mit Furigana

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ちきゅうとうなん

地球盗難

海野 十三

Lesen Sie 地球盗難 (ちきゅうとうなん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 84.072 Zeichen · 168 Bildschirme

Aozora Bunko

つまり六つのテレビジョンでもって、このロケットの前後左右と、頭に尾との六つの方角の景色が映っているのに違いない。これは実に素晴らしい仕掛けだ……」

佐々は六つのテレビジョン眼をいくどとなく眺めつづけた。だんだんと見ているうちに宙に浮かんでいる自分のロケットがハッキリ見えるような気がしてきた。このロケットは、いま地表に対して垂直に飛びあがっているわけだった!

ボンヤリ明るい光団は、放れてゆく地上の都市の灯がうつっているのだろう。その顕著な光団は東京あたりか、それとも上海であろうか。

「だが、あの黒い砲弾のようなものは何だろう?」

黒い砲弾のようなものは、受影幕の中をフラフラと揺いでいた。その大きさはいつも同じであった。黒影が揺れる調子によっては、その横からパッパッと青白い閃光が見えるのが物凄かった。――一体この怪物は何であろうか。

ところが、この黒い砲弾の形が、俄かにハッキリ見える機会が来た。その黒い砲弾が、急に左右に伸びだしたのである。みるみるその砲弾は魚雷のように長細くなった。そして尾部からは、目も眩むような閃光をパッパッと噴きだしていた。

「ああ、ロケットだッ。