Japanische Klassiker mit Furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠3
中里 介山
Lesen Sie 大菩薩峠3 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 214.131 Zeichen · 423 Bildschirme
金公は金公で、この坊主を捉まえて木莵入木莵入と言い、坊主は坊主で金公を捉まえて金公金公と呼捨てにしているところを見れば、なかなか懇意な間柄らしいが、兵馬はここで雨宿りをするつもりで中へ入って見ると、炉の中には釜無川で取れる川魚が盛んに焼かれてあるし、貧乏徳利がいくつも転がっています。
雨はなかなかやみそうもないから、兵馬もつい勧められるままに草鞋を取って上へあがりました。
そうしているうちに、坊主と金公が碁を打ちはじめました。見ていると金公もかなりに打てる、坊主はなかなか強い、金公に三目置かして打っているがまだ坊主の方がずっと強い。金助はしきりにキザな面をして例の歯の浮くような文句と一緒に石を並べて、時々キュウキュウ言わせられていると、坊主はそのたびごとに高笑いをして金公を頭ごなしにばかにする。
「どうだ金公、こいつが負けたら四つ置くか、それとも一升買うか。キュウキュウ言ったところで碁になっておらんわ、投げた方がよかろうぜ」
実際、金公は弱らせられているらしく、キュウキュウ言って盤面を見つめていたが、やがて窮余の一石をパチリと置く。
「おやおや、自暴とおいでなすったね、自暴と気狂いほど怖いものはないと権現様がおっしゃった。