Japanische Klassiker mit Furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme
これがあいずの暗号なのでしょう。
ふたりの男は、自動車のそばに、かごをおろして立ちどまりました。自動車のドアがひらいて、中から箱に入れたもの、紙ぶくろにいれたものなど、いろいろの食料品を、つぎつぎとさし出します。そとのふたりは、それをうけとっては、かごの中へ入れるのです。
五分もたたないうちに、かごがいっぱいになりました。「じゃ、こんどは十四日の晩だよ。時間はいつものとおり。これが品書きだ。それじゃあ。あばよ。」
このつぎまでに、買い入れておくものを書きつけた紙をわたし、ふたりの男は重くなったかごをさげて、えっちら、おっちら、ヘリコプターのほうへ帰っていきました。
それを見おくって自動車は出発し、広い街道のむこうへ遠ざかっていきます。ところが、そのときみょうなことがおこりました。
走りさった自動車のあとへ、いまのとそっくりの大型自動車が、どこからかスウッとやってきて、ぴたりと、とまったのです。
「ひゅう、ひゅう、ひゅう……。」
自動車の窓から、するどい口ぶえがなりひびきました。さっきの暗号とおなじ歌のふしです。
ヘリコプターに、かごをつみこんでいたふたりの男が、こちらをふりむきました。