Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme
すぐ下を見ると、広っぱにとまっているヘリコプターが、おもちゃのように小さく見えるのです。窓といっても、べつにガラス戸がはまっているわけではありません。ただ、さしわたし一メートルほどのまるい穴が、ぽっかりと、ひらいているだけなのです。うっかりすると、そこから下へ落ちそうです。目もくらむような高さですから、ここから落ちたら、むろん命はありません。
ああ、わかりました。このまるい窓は、奇面城の巨人のひとみだったのです。秘密のところだけ穴があいていて、遠方を見はらす物見の窓になっていたのです。
「あ、あすこへやってきた。三ばん見はり小屋の三吉だな。なにか重大な知らせをもってきたのにちがいない。」
四十面相がそういって、いままでのぞいていた双眼鏡を、ジャッキーにわたしました。
ジャッキーはそれを目にあてて、三吉という男が、森の中のほそ道を、かけあがってくるのを見ました。
警官のすがたは見えないかと、ほうぼうさがしましたが、まだ味方は、近くまできていないようです。
三吉は、こちらを見あげて、手をふりました。巨人の目からのぞいているすがたを、見つけたのでしょう。