Japanische Klassiker mit Furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme
」
「わかってますが、きゅうにはなおりません。」
「どのくらいかかるんだ。」
「三時間はかかりますね。」
「ちくしょうッ。しかたがない。おりよう。そして、べつのてだてを考えるんだ。」
四十面相は、ヘリコプターからとびおりて、巨人の顔のほうへいそぎました。ジャッキーも、あとからついていきます。
巨人の顔のくびのところに、いくつも岩あながならんでいますが、そのひとつが、奇面城の門番の、三びきの虎の部屋になっているのです。
べつに鉄棒がはめてあるわけではありません。四十面相や部下のものには、よくなれているので、はなしがいにしてあるのです。
その虎の岩あなへはいってみますと、二ひきの大虎は、ぐったりと寝そべったまま、四十面相が声をかけても、しらん顔をしています。
いつかポケット小僧が助けてやった、あのかわいらしい子どもの虎だけが、かなしそうに、鼻をくんくんならしながら、二ひきの大虎のまわりを、ぐるぐるまわっているのです。
「眠っているのかな。いや、なんだかへんだぞ。」
四十面相は、ふしぎそうにつぶやいて、大虎のそばに近づくと、そのからだに、さわってみました。
「アッ、つめたくなっている。