Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きめんじょうのひみつ

奇面城の秘密/夜光人間

江戸川 乱歩

Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme

Aozora Bunko

青く光るまるいものに、三つのまっ赤なところがあります。

なんだか、えたいのしれないものでした。

アッ、夜光怪人だッ!

一郎君は、やっとそこへ気がつきました。怪人の顔が、だんろの中にさかさまにさがって、口が上になり、目が下になっていたので、えたいのしれないものに見えたのです。

おとうさんも一郎君も、それが夜光怪人とわかると、立ちすくんだまま身動きもできません。

目はくぎづけになったように、じーっとだんろの中の怪物を見つめているのです。

すると怪物は、スウッと、だんろの煙突のほうへあがっていって、見えなくなってしまいました。

おとうさんと一郎君は、やっと、じゅ文をとかれたみたいに、からだが動くようになりましたので、すぐに、だんろのそばへいって、中に首をつっこむようにして、上をのぞいてみました。

だが、ぜんたいにまっ暗で、青く光るものなど、どこにも見えないのでした。

「やっぱり、一郎のいったことは、ほんとうだった。夜光怪人は、このうちを、ねらいはじめたんだ。」

おとうさんは、そういって、じっと一郎君の顔を見るのでした。

「ねえ、おとうさん、やっぱり明智先生にたのみましょうよ。