Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きめんじょうのひみつ

奇面城の秘密/夜光人間

江戸川 乱歩

Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme

Aozora Bunko

顔もにているし、服装がまったくおなじなので、警官たちは、かえだまとは気づかず、その男に手錠をはめて、むこうへつれていってしまいました。

四十面相がつれていかれたので、新聞記者や、ものずきなやじうまは、あとから、ぞろぞろついていきましたが、大部分はそのまま、公園のそとへひきあげていき、あたりは、すっかりさびしくなってきました。

オーバーにとりうち帽の四十面相は、すばやく公園のすみのほうへ走っていって、こんもりとしげった林の中へ、すがたをかくしました。

ポケット小僧は見うしなってはたいへんだと、こっそり、そのあとをつけました。小さな子どもですから、べつにあやしまれることもありません。そのうえ、小僧は尾行の名人ですから、まだそのへんにいたおとなたちに、さとられるようなへまはやりません。

このことを明智先生や小林少年に知らせたいのですが、そのひまはなかったのです。四十面相はヘリコプターのはんたいのほうへ逃げたので、あとにもどって知らせていたら、見うしなってしまうかもしれないのです。なかまのチンピラがそばにいたら、知らせてくれるようにたのむこともできたでしょうが、ふたりのチンピラは、どこへいったのか、すがたが見えません。