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Japanische Klassiker mit Furigana

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きめんじょうのひみつ

奇面城の秘密/夜光人間

江戸川 乱歩

Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme

Aozora Bunko

しっかりしてくれなくちゃこまりますね。これはいったい、だれの責任なんだね。」

「わたしの責任です。わたしの部下が、あやまちをしでかしたのですから。」

堀口課長が、もうしわけなさそうに答えました。

「いや、責任はわたしにあります。わたしが、この事件のかかりなのですから。」

中村係長も、青ざめた顔でおわびをいって、うなだれてしまいました。

「たったひとりの四十面相が、警視庁の手におえないとあっては、都民にもうしわけがない。これからは、しっかりやってくれたまえ。それにしても、四十面相というやつは恐ろしい怪物だね。われわれは、やつのおもちゃにされているようなもんだ。

ところで、わたしは、さっき、この事件について、ひとつの案を思いついたのだがね。じつは、その案をわたすために、こうして出かけてきたのだ。これだ。ここにわたしの案というのを書きつけておいたから、あとで読んでくれたまえ。」

山本総監は、そういって、ポケットから封筒をとりだし、机ごしに堀口課長に手わたしました。その封筒のなかに総監の案を書いた紙がはいっているのです。

「今夜、よく読んでくれたまえ。その案についての諸君の意見は、あすのあさ聞くことにしよう。