Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
「ああ、そうだ、それじゃあ六人ですね。」
「かぞえてみてください。たしかにきみたちは六人ですか。」
記者たちは、てんでに仲間の人数をかぞえました。
「おや、へんだな。やっぱり七人いますぜ。」
それを聞きますと、明智はなぜかにこにこと笑いました。
「そうでしょう。ぼくも、さいぜんからへんだと思っていたのです。」なにげなく、そんなことをつぶやきながら、七人の顔に、つぎつぎ懐中電灯の光をあてていきましたが、やがて、最後の七人めにきたとき、懐中電灯のまるい光が、ピッタリ止まったまま動かなくなりました。
「諸君、この人は何新聞社の人です? 見おぼえがありますか。」
そこにはまるい光の中に、まるで映画の大写しでも見るように、ひとりの若い新聞記者の姿がうきあがっていました。黒々とした髪を、きれいに分けて、ロイドめがねをかけ、鼻の下にチョビひげをはやしています。
「はてな、きみはどこの社の人だっけ。どうも見おぼえがありませんね。」
二、三人が同じ意味のことをつぶやきました。
「ハハハ……、見おぼえがないはずですよ。こいつは、きみたちの仲間じゃないのです。……ごらんなさい。じつにすばやく変装したじゃありませんか。