Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ようかいはかせ

妖怪博士/青銅の魔人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme

Aozora Bunko

」

「そうです。生きていたのです。今から考えてみると、ぼくたちは、あいつにまんまといっぱい食わされたのです。

あの爆発のとき、ぼくらは遠くへ逃げていたのですから、二十面相が死んだのを、直接この目で見たわけではありません。

あいつは逃げようと思えば、逃げることができたのです。そして、遠くから導火線で火薬を爆発させ、さも自殺したように見せかけることもできたのです。

そのしょうこに、あとで爆発の場所をしらべてみても、あいつの死がいらしいものは、どこにも見あたらなかったではありませんか。当時は、大爆発のために、粉みじんになってしまったのだろうと考えたのですが、じつはそうではなくて、あいつはわれわれの目をくらまして、こっそり逃げだしていたのです。」

「では、あなたは、さっきの青年の顔に見おぼえがあったのですか。あれが二十面相の素顔だったのですか。」係長は息をはずませて、明智探偵につめよりました。

「いや、見おぼえがあったのではありません。あいつは二十のちがった顔を持つといわれる怪物です。さっきの青年の顔もほんとうの素顔ではないかもしれません。あいつの素顔なんて、だれも知らないのです。