Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
廊下をグルグルまがってつきあたったところに、ふつうのドアよりはずーっと小さいみょうなひらき戸があります。蛭田博士はそれを外へグッとひらいて、小泉君に、先におはいりなさいという身ぶりをしました。
「さあ、この部屋です。これがわたしの研究室で、すばらしい機械がおいてあるのです。さあ、どうぞ。」
いわれるままに、小泉君はついうかうかと、先に立ってその部屋へはいってしまいました。
見れば、なんというへんてこな部屋でしょう。二メートル四ほうほどのごくせまい場所でイスもテーブルもなく、みょうなことに、四ほうの壁も天井も床板も、すっかり鉄板ではりつめてあるのです。その鉄ばりの壁のいっぽうのすみに、小さなくぼみができていて、そこに自動車のルーム・ランプのような、豆電球が光っています。
「その機械ってどこにあるんですか。この部屋には何もおいてないじゃありませんか。」小泉君がふしんそうにあたりを見まわしてたずねますと、まだ部屋の外にいた蛭田博士はひらき戸を半分しめて、その間からニューッと顔をつきだしながら、とつぜん、今までとはまるでちがった声を出しました。
「きみはその機械が見えないかね。