Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
」
二十面相と聞きますと、電話口の明智の声のちょうしが、にわかにかわりました。
「待ってください。こんなことを電話でお話しするのもなんですから、おそくてもおかまいなければ、わたし、今からおじゃましたいと思いますが。」
「そうですか。そうしてくだされば、わたしのほうもたいへんありがたいのですが。ではお待ちしますから、すぐいらしってください。」
受話器をかけて、小泉氏はキツネにでもつままれたような顔で、イスにかけたまま、しばらくは身動きもしないでぼんやりしてしまいました。
それから三十分ほど後、つまり深夜の一時半ごろなのですが、小泉氏の応接室には電灯が、あかあかとついて、そこの丸テーブルのまわりには、いま自動車でかけつけたばかりの明智探偵と助手の小林少年、主人がわの小泉氏と信雄君の四人が、ひたいを集めて、ねっしんに話しあっていました。
「いったいこれはどうしたことでしょう。わたしには何がなんだかさっぱりわけがわかりませんよ。あなたのお話をうかがってみると、さいぜんの明智さんは、にせ者だったとしか考えられません。それにしても、今こうしてお話しているあなたと、まったくそっくりの人物でしたよ。