Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
少年たちはその姿を一目見ますと、あまりのおそろしさに、ツーンとからだがしびれたようになって、もう身動きさえできなくなってしまいました。
ああ、この世にこんなおそろしい動物がすんでいたのでしょうか。それはもう、なんともいいようのない、いやらしい、ゾーッとするような化け物でした。
全身ネズミ色の毛むくじゃらで、あとあしで立っている胴体が、おとなの背よりも高く、その胴体の上に、フクロウの顔を三十倍ほどに大きくしたような、丸い顔がついて、その毛むくじゃらの顔のまんなかに大きなくちばしのようなものがとびだしていて、その上に二つの目がギョロッと光っているのです。
少年たちは、みいられたように、目をそらす力もなく、じっと、その怪物とにらめっこをしていましたが、すると、化け物は、ヨタヨタと二、三歩あるいたかと思うと、ギョッとするような大きな物音をたてて、サーッと羽をひろげたではありませんか。羽といっても鳥の羽ではありません。悪魔の羽です。西洋の悪魔の絵にあるような、あのいやらしい羽です。そのはしからはしまでは、五メートルもあるかと思われる、おそろしく大きな羽です。