Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
」大コウモリが、地の底からひびいてくるような声で、そういったのです。ほかに人間がいるはずはありません。たしかに怪獣が口をきいたのです。
小林少年は、それを聞きますとやみの中にむくむくと起きあがりました。その声のちょうしが、どこかで聞いたことがあるように思われたからです。そして、なんだかハッとしたからです。
小林君は手にしていた懐中電灯の光を、サーッと声のする方角へさしつけました。すると、そのまるい光の中に、大きな牛ほどもある怪獣の顔が、ヌーッとあらわれました。大コウモリはいつのまにか、一メートルほどのまぢかにせまっていたのです。
少年たちは同時にそのほうを見ましたが、一目見るやいなや、あまりのいやらしさに、思わず目をふさいでしまいました。
牛ほどもある毛むくじゃらの顔の中に、まんまるな二つの目が、ギョロッと光っていました。その下に大きな黒いくちばしのようなものが突き出ていて、それがパックリとひらいているのです。口の中には黄色い牙のような歯なみが見え、その間からまっかな舌がのぞいています。今にも少年たちを、頭から一のみにしようと、身がまえているのです。