Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
」
「ヘーン、帰らなかったって? そいつは奇態だ。わしは、十六年というもの、ここの案内人をやってるだが、道にまよって出られなくなったなんて、聞いたこともねえでがす。あの少年たち、元気にまかせて、深っ入りしたんじゃあんめえかな。」じいさんは腕組みをして、小首をかたむけました。
「じゃあ、深くはいれば道にまようかもしれないというのだな。」
「そうです。わしが案内したって、奥の奥まで行くわけじゃねえし、ましてひとりではいる見物は、おっかながって、ホンの入り口で引きかえしちまうだからね。ほんとうのことをいえば、だれもこの穴の奥を見とどけたものはねえでがす。」
「そうすると、子どもたちは奥深くはいりすぎたのかもしれない。ともかく一度ぼく自身で鍾乳洞の中をしらべてみたいと思うが、案内してくれるだろうね。こうして懐中電灯も用意してきているんだよ。」
明智探偵はポケットから、小型の懐中電灯をとりだして見せました。
「ようがす。じゃあ、これからすぐに、穴の中へはいってみますべえ。」じいさんは気軽にいって奥の間へ立っていきましたが、何かゴトゴトやっていたかと思うと、すぐ店先へ引きかえしてきて、そこの土間にあった、きたないぞうりをひっかけ、先に立って歩きだすのでした。