Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
ひょっとしたら、犯人がどっかにかくれて無線操縦をしているんじゃないかな。」
「ウン、そうかもしれない。なんにしても、おそろしい機械を発明しやがったな。しかも、せっかくの大発明をけちなどろぼうに使うなんて、じつにけしからんばか者だ。早くひっとらえて、機械の秘密をあばいてやりたいな。」
すると、また別のところでは、
「だがね、あいつは金属でできているというが、かたい金属がどうして煙のように消えてしまうのかね。どうもりくつに合わないところがあるよ。だから、ぼくはあいつは幽霊だっていうんだ。青銅のおばけだよ。」
「時計ばかり盗む幽霊か。」
「ウン、それだよ。ぼくはね、あいつは時計を食って生きているんじゃないかと思うんだ。時計はあいつの食糧なんだ。歯車で生きている怪物だから、時計の歯車を、毎日いくつか飲みこまないと、命がたもてないのだよ。」
こんなとっぴなことを考える者さえありました。それにしても、機械人間が、懐中時計の歯車をたべて生きているとは、じつに奇妙な考えではありませんか。
ところが、ちょうど最初の事件から一月ほどたって、じつにとほうもないことがおこりました。