Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ようかいはかせ

妖怪博士/青銅の魔人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme

Aozora Bunko

やっぱり青銅の顔、青銅のからだですが、小林君よりも小さくて、なんだかかわいらしい感じです。その小魔人は両手で大きな銀色のお盆をささげています。お盆の上には洋食のお皿がならんでいるのです。

小魔人がお盆を小林君の前においたと思うと、またしても、入口のところに、別の怪物があらわれました。こんどのやつは、まえの小魔人の半分ほどの、おもちゃのように小さな、豆魔人です。豆魔人もやはり銀のお盆を持っていて、その上にはコーヒーのようなのみもののコップがのっているのです。

魔人国にも子供がいたのです。機械人間も子を生むのでしょうか。そして、魔人国の人民がだんだんふえて行くのでしょうか。さきにはいって来た小魔人はにいさんで、あとから来た豆魔人は弟かもしれません。にいさんのほうは十二三歳、弟のほうは七八歳ぐらいに見えます。

道化ものは赤いくちびるでニヤニヤ笑いながら、そのありさまをながめていましたが、

「アア、そうだ、口をひらいてやらなければ、ごちそうがたべられないね。」

と、ひとりごとをいいながら、ポケットから、小さなカギをとりだして、小林君の青銅のあごのへんをカチカチいわせていたかと思うと、お面の下あごが、パクッとはずれて、にわかに息がらくになりました。