Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
ボタンをおすと、その機械がうごいて、おそろしいいきおいで、このくだから空気がふきだすのだ。自動車のタイヤに空気を入れる、あのエア・コンプレッサーと同じしかけなのさ。」
明智はペチャンコになったゴムのかたまりを、あちこちとさがして、空気を入れる小さな穴を見つけだすと、そこへくだのさきのネジを、はめこみました。すると、シューッと音がして、ぞうきんのかたまりみたいに見えていたゴム人形が、ムクムクと動き、すこしずつ、すこしずつふくれてきたではありませんか。
「足のうらのとめ金をはめて、しばらくこうしていれば、もとの青銅の魔人になるんだが、そこまでやらなくてもいいだろう。ただ、ゴム人形のしかけさえ、わかればいいのだからね。」
とめ金をはめなくても、空気のいきおいが強いものですから、見るみるふくれあがって、青黒い大きな海亀がはっているような形になりました。首のほうにも空気がはいって、あのぶきみな魔人の顔が、半分ぐらいの大きさで、しわだらけで、ビクンビクンと動いています。
「アア、わかった。かえだまだね。そいつはほんとうの魔人ではなくて、魔人のかえだまなんだね。」