Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
なんだか見おぼえのある顔です。その顔がニコニコと笑いました。
「ぼくだよ、ぼくだよ。たびたび、おどろかせて、すまなかったね。ゴム人形のほかに、こういう魔人もいるということを、きみたちに見せておきたかったのだよ。」
それは明智探偵でした。首がぬけたように見えたのは、かぶっていた青銅の首から上をとりはずして、両手でささえたのです。青銅の頭のうしろのところで、たてにわれるようになっていて、鍵でそれをひらくと、自由にとりはずせるのです。
「これが、青銅の魔人のほんとうの正体だよ。つまり、青銅のよろいを着て、青銅の首をかぶっているのさ。これなら自由自在に歩きまわれるからね。……ところで、ぼくのうしろにいる、三人の小さな魔人は、なんと思うね。ほかでもない、これが昌一君と雪子ちゃんと小林だよ。魔人の着物を着せられているんだ。この大きいのが小林、中ぐらいなのが昌一君、いちばん小さいのが雪子ちゃんだよ。」
それをきくと、手塚さんは「オオ」とさけんで、よろめくように、前にすすみました。小魔人たちは、ひとかたまりになって、手塚さんのほうへ近づきました。手塚さんは両手をひろげて、いちばん小さい魔人を、つまり雪子ちゃんを、さもなつかしげに、だきかかえるのでした。