Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
第二種の魔人は、このあいだ煙突の上からホースの水でおとされたやつだ。こいつは腹の中まで機械ばかりでできていて、ピストルでうたれてもへいきなんだよ。だから、相手が近づけないような場所には、こいつをあらわして、わざとピストルにうたれ、ビクともしないところを見せつけるというわけだ。
この魔人はにせものだから、自分では歩けない。ほんものの魔人が夜にまぎれて、ある場所へ持って来たり、また持ちさったりするのだ。このあいだの煙突の時なども、煙突のてっぺんにあがるまでは、ほんものの魔人で、それからあとは、にせものと、とりかえたのだな。
どうしてとりかえたかというのかい。それはね、あの時は、逃げるさきは煙突のてっぺんと、ちゃんときまっていたのだ。そこで、前もって、あの腹の中が歯車ばかりでできている、かえだまを煙突のてっぺんの内がわにつるしておいて、ほんものの魔人は、そのかえだまを煙突の上に腰かけさせ、自分は、これも前もって、煙突の内がわにかけておいた長い縄ばしごをつたって、下までおり、そこで魔人のよろいを手ばやくぬいで、ふつうの人間の姿になり、あのさわぎにまぎれて、逃げさったのだ。