Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
毎日かよっている学校の階段の段のかずがいくつあるか、だれも知らないのと同じわけだよ。
つまり、人間の注意力のすきまだね。このすきまにつけこんで、魔人のやつは、何か仕事をしてから、逃げだそうと思う方角へ、夜中に、たこつぼのような穴をほり、その上にマンホールのふたをかぶせて、ちゃんと用意しておくのだ。銀座の白宝堂から時計を盗みだしたときも、ガードのそばで消えてしまったが、あの人通りのすくない場所に、にせのマンホールがつくってあったのだよ。魔人のやつは、その中へとびこんで、中から鉄のふたをしめて、じっと息を殺していたのだ。
小林にきいてみるとね、例の煙突さわぎの時、小林はうしろから大きなふろしきのようなものをかぶせられ、アッと思うまに、地の下へおちこんで行くような気がしたといっているが、これもあの現場ににせのマンホールがつくってあったのだ。小林は一時その中へほうりこまれたのだよ。」
「フーム。そんな手だったか。」
中村警部は腕をくんで、考えこんでしまいました。そんな子供だましのトリックに、ごまかされていたのかと思うと、残念でしかたがありません。
「それにしても、青銅のよろいや、ゴム人形などを、いく組もつくるのは、これも、よういなことじゃないが……。