Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
そして、この青銅の魔人のおしばいをうちきりにしようとしたのだ。手塚氏も、青銅の魔人も二度とふたたび、この世に姿をあらわさないはずだった。
ところが、ふしぎなことがおこった。きみが井戸をのぞいてみると、底には一滴の水もなかった。ふつうならば、縄ばしごで中途までおりて、石がきのすきまにかくしてあるボタンをおすと、モーターが動きだして、水がすいあげられるのだが、そのボタンをおさないまえに、水がすっかりなくなっていた。
きみはおどろいて縄ばしごをおり、地下道にはいって、水を出すほうのボタンをおしたが、機械に故障ができたのか、水はすこしも出ない。石がきのうしろのモーターをしらべてみると、電気の動力線が切れていた。急にはどうすることもできない。ウロウロしているうちに、夜があけてしまった。たのみに思う道化師も、どこへ行ったのか、姿を見せない。その時、井戸の外にぼくたちの話し声がきこえた。なんだか縄ばしごでおりてくるらしいようすだ。さあ、運のつきだ。
しかし、そんなことでまいってしまうきみじゃない。とっさに、うまいことを考えついた。自分で自分をしばって、ころがっていればいいのだ。