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Japanische Klassiker mit Furigana

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ふたばていよだん

新編 思い出す人々

内田 魯庵

Lesen Sie 新編 思い出す人々 (ふたばていよだん) von 内田 魯庵 (うちだろあん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 215.401 Zeichen · 427 Bildschirme

Aozora Bunko

三 硯友社の当時の生活――「紅子戯語」

若い花々しい火花が出るような元気の紅葉は三十七の壮齢で脆くも消え、光源氏のように美くしかった紅顔の眉山は思掛けない悲惨の最後を遂げ、水蔭は芝居と相撲に隠れ、柳浪は息子さんが豪くなって楽隠居してしまった。漣は早くから小説の筆を絶ち、小波伯父さんとなって揮毫とお伽講話に益々活動しているが、今では文壇よりはむしろ通俗教育の人である。巻頭の辞を書いた思案外史は早くから表面の活動よりは縁の下の力持の役廻りをして、乙羽なき後の硯友社の総務として『文芸倶楽部』の一角に巨頭を振っていたが、数年前から宿痾のために全く文壇を隠退してしまった。

三 硯友社の当時の生活――「紅子戯語」

当時の硯友社の生活を知るには『我楽多文庫』の十号から十三号へ掛けて連載された紅葉の「紅子戯語」を見るに如くはない。硯友社員も文学を本職とするようになってからはやはり塩酢に追われて、中には随分辛い浮世の塩を嘗めさせられた人もあったが、その看板を掲げたそもそもの初めは皆学生籍の若旦那株であって、真面目臭って文学というものの実は道楽であったのだ。第一号の広告面に或る人々の連名で、「拙らへ文芸上に関し御用の諸粋兄は爾来硯友社へ御文通あられましょうッ、オホン」