Japanische Klassiker mit Furigana
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えどさんごくし
江戸三国志
吉川 英治
Lesen Sie 江戸三国志 (えどさんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 577.271 Zeichen · 1141 Bildschirme
おめえも……か?」
四ツ目屋と雲霧は、眼と眼をさぐり合って、変な顔をしていました。さても変な暗やみがこの宇宙にもあればあるものです。
――が、彼等がそうしている間に、太陽のかがやく世間はどう動いているでしょう。
地球はまるいはずでした。
* * *
きょうは月並の祭日か、日本三大神楽の一つに数えられている、三峰神社の太鼓が山蔭にとどろいて聞こえてくる。
そこから、谷ひとつ隔てた妙法岳の中腹に、今、足を止めて、満山の紅葉にまぶしげな手をかざしたのは、武士と町人、三人づれの旅の者です。
神楽舞
遙かに小さく見えたその三人が、やがて妙法の谷を渡って三峰の社前へ来たのを見ると、徳川万太郎に相良金吾で、連れの町人は目明しの釘勘でありました。
三峰神社の神楽殿では、今、湯立の舞の鈴と笛が太鼓につれて古雅な調べを合せておりましたが、三人はそれを杉木立の横にながめて、社家の玄関へ、頼む――と静かにおとずれます。
刺を通じて、やがて三人は奥へ通される。
「にわかな御遊行、前もってお報らせがございますれば、せめて、大宮の宿までお迎えをさし出しましたものを」