Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しんけいかさねがふち

真景累ヶ淵

三遊亭 円朝

Lesen Sie 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 214.332 Zeichen · 426 Bildschirme

Aozora Bunko

甚「ヘエ、からもう酷く降出しまして」

三「傘なしか」

甚「ヘエ傘の無いのでびしょ濡になりました、何うも悪い日和で、日和癖で時々だしぬけに降出して困ります…エヽお母様御機嫌よう」

三「コウ甚藏、お前もう能い加減に馬鹿も廃めてナ、大分評判が悪いぜ、何とかにも釣方で、お前の事も案じるよ、大勢に悪まれちゃア仕方がねえ、名主様も睨んで居るよ」

甚「怖かねえ、からもう憎まれ口を利くから村の者は誰も私をかまって呉れません、ヘエ、御免なすって、えゝ此の間一寸嬢さんを見ましたが、えゝ彼はあのお妹御様で、いゝ器量で大柄で人柄の好いお嬢でげすね、お前さんが時々異見を云って下さるから、何うか止してえと思うが、資本は無し借金は有るし何うする事も出来ねえ、此の二三日は何うにも斯うにも仕様がねえから、些と許り質を取って貰いてえと思って、此方様は質屋さんで、価値だけの物を借りるのは当然だが、些とくどいから上手を遣わなければならねえが、質を取ってお貰え申してえので」

三「取っても宜い何だイ」

甚「詰らねえ此様な物で」

と三尺の間へんで来た物に巻いて有る手拭をくる/\と取り、前へ突付けた