Japanische Klassiker mit Furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Lesen Sie 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 214.332 Zeichen · 426 Bildschirme
手を己の胸の上へ載せて、よう新吉さんを帰しておくんなさいよ、新吉さんを帰しておくんなさいよと云って、己が胸を押圧れる時の、怖えの怖くねえのって、己はせつなくって口イ利けなかった」
新「夢を見たのだよ、種々な事で気を揉むから然う云う夢を見るのだ、夢だよ」
作「夢で無えよ、あゝ彼処の二畳の隅に樽があるだろう」
新「ウン」
作「樽の上に簑が掛けてある」
新「ウン、ある」
作「簑の掛けてある処に赤ん坊を抱いて立って居るよう」
新「よせ畜生、気の故だ」
作「気の故じゃア無え、あゝ怖かねえ、あれ/\」
新「おい潜り込んで己の処へ這入って来ちゃアいけねえ、仕様がねえなア」
とん/\、
「御免なさい/\」
新「誰だい」
作「また来た、あゝ怖っかねえ/\」
新「誰だい」
男「えゝ新吉さんは此方にお出なさいますか、ちょっくら帰って、家は騒ぎが出来ました、お累さんが飛んだ事になりましたから方々捜して居たんだ、直に帰って下せえ」
作「誰だか」
新「誰だか見な」
作「怖くって外へは出られねえ、皆此処に居るだけれども、中々歩く訳にいかねえ、足イすくんで歩かれねえ」