Japanische Klassiker mit Furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Lesen Sie 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 214.332 Zeichen · 426 Bildschirme
事は聞いて来たのだ、さどうだ」
富「左様どうして是を」
花「是は手前が刀を抜いてちょん/\切合ったという後で丁度其の側を通り掛って此の刀を拾うたが、些とも抜けない、此の抜けない脇差をどうして抜いて切合ったかそれを聴こう」
富「それア、それア私が転倒致した」
花「何が転倒した」
富「それは私は大勢を相手に切結んでおり、夜分でげすから能く分りませぬが、全く鞘の光を見て抜身と心得ましたかも知れませぬが、私が手引をして…是は怪からん事でげす、どうも左様な御疑念を蒙りましては残念に心得ます」
花「そら/\手前のいうことは皆間違っていらア、鞘の光を見て抜身で切合ったと思ったというが、鞘ごと切れば鞘に疵がなけれアならねえ、芒尖から火花を散したというが鞘ごと切合ってどうして火花が出るい」
富「じゃア全く転倒致したのでげす、全く向同士ちょん/\切合って火花が出たのでげしょう、大勢の暗撃で向同士…どうも左様な手引をして殺したという御疑念は手前少しも覚がございません」
花「なに云わなけりゃア脊骨を殴して飯を吐せても云わせるぞ」
富「アヽ痛い/\痛うござります、アヽ痛い、腕が折れます、ア痛い」