Japanische Klassiker mit Furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Lesen Sie 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 214.332 Zeichen · 426 Bildschirme
島が無いから仕方が無い、貴公は先へ行きな」
富「じゃア路銀を頂戴、私はすぐ行きます」
安「そう急がずに」
と落着いて手紙一本書いて、路銀を附けて遣ると、富五郎は其の手紙を持って人に知れぬ様に姿を隠し、間道/\と到頭逃げ遂せて常陸へ参りました。安田一角も引続いて迯げる、花車重吉は、
花「おのれ迯げやアがったか」
と直に後を追掛けましたけれども、羽生村では此方へは来ないというから、サテ怪しいと諸方を尋ねたが何分手掛りがありません。一角の様子を聞くと是は私用があって上総まで出たというので、頓と手掛りが無い、風を食って二人とも迯げてしまったから、もう帰る気遣いはないが、安田一角の家は其の儘になって弟子が一人留守番に残っている。どういう訳か分らぬが何でも怪しいから取て押えんければならぬが、それには先第一富五郎をどうかして押えなければならぬと心得、
花「残念な事をしました、これ/\これ/\で押えた奴を迯げられました」
というと、お隅も母も残念がって歎きますけれども致方がない。翌月の十月の声を聞くと、花車は江戸へ参らなければならぬから、花車重吉が暇乞に来て、