Japanische Klassiker mit Furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Lesen Sie 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 214.332 Zeichen · 426 Bildschirme
富「別に証拠はない」
隅「だから悪らしいよ」
富「悪らしいってあれば出すけどもないもの、じゃア外に仕方がないから斯うしよう、そう話がきまれば、此処に永く奉公さして置きたくないからね、どこまでも金の才覚をして早く江戸へ行こう、富五郎浪人はしていても、百や二百の金は直に出来るから」
隅「そう、そんなに入らないが、路銀と土産ぐらい買って行きたいねえ」
富「こう仕よう」
隅「だって急にお前に苦労させては済まないから、此処で私が二年も稼いでから」
富「なに宜い、いゝから、斯うしよう、一角を騙して百両取ろう」
隅「おや一角さんは何処にいるの」
富「うん、まあいゝや、お隅さん本当に御疑念の処は」
隅「又そんなことを、本当にお前は悪らしいよ、じゃアお前は一角となれあって殺したことがあるから、私がどこまでも仇を狙っていると疑るのだろう、そんな疑りがあって、私を女房にしようというのは余程分らない、恐い人だね、もう止しましょう、書付まで見せて、生涯身を任して力になろうと思う人がそう疑ってはお金も書付も渡されないから。止しにしましょう」
富「そういう訳ではない、決して疑る