Japanische Klassiker mit Furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Lesen Sie 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 214.332 Zeichen · 426 Bildschirme
程名残い惜いから、汝も送らなえでも好いよ」
多「だけンどもはア村の者は兎も角も私はこれ十四歳の時から御厄介になって居りまして、お前様のお蔭でこれ種々覚えたり、此の頃じゃアハア手紙の一本位書ける様になったのア前の旦那の御厄介でがんすから、お家がこうなって遠い処え行くてえ事たら私も附いて行かないばなんねえが、婆様塩梅が悪うござえまして、見棄てちゃアなんねえというから、あなたのお心へ任して送りはしねえが、切めて戸頭まで送りてえと思って居ります、塚前の彌右衞門どんは死んだかどうか知んねえが、通り道から少し這入るばかりだから、ちょっくり塚前へも寄ったが宜い」
母「それもどうするかも知んなえが、汝は送らなえが好いよ」
多「でも戸頭まで送るばいと思って居ります」
母「送らんで宜いというに何故そうだかなア、汝ア死んだ爺様の時分から随分世話も焼かしたが家の用も能く働いたから、何ぞ呉れ度えと思うけれども何も無えだ、是ア惣次郎が居る時分に祝儀不祝儀に着た紋附だ、汝も是れから己ア家が無くなれば一人前の百姓に成るだから、祝儀不祝儀にゃアこういう物も入るから、此の紋附一つくればいと云う