Japanische Klassiker mit Furigana
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十四)雛の別れ
野村 胡堂
Lesen Sie 銭形平次捕物控(十四)雛の別れ (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 114.139 Zeichen · 233 Bildschirme
これは非常に面白いと思いました。誰でもぜひベッド・ルームで、平次と八五郎を読んでもらいたいものです。
なぜというと、私の若い友だちがフランスに行って、あちらの上流や中流の家庭を訪問してみると、サロンに飾ってある本箱は、せいぜいヴィクトル・ユーゴーで、その他はコルネーユとか、ラシーヌといったところだという。ユーゴーと同時代の作家でも、デュマは入っていないんですね。
それならデュマをフランス人は読んでいないかというと、どうして、巌窟王でも、三銃士でも、大いに愛読している。友だちが妙に思っていろいろ研究したら、そういう大衆小説は寝室におくんだというんですね。つまりそれですよ。
書斎、サロンにかざってある本は読まないものなんです。読まれない本はご承知の通り、『戦争と平和』といったものですね。そういう本は飾ってあるだけの本で、読まない本が多いんだそうです。みな読んだような顔をしているだけで……。
ところがベッド・ルームの本は読まれる本なんですね。幸いにして、吉田さんがベッド・ルームの本として「銭形平次」を愛読して下さるということは、作者として大変ありがたい。